ジブリの「魔女の宅急便」で有名な曲、「海の見える街」をAerialの池田常久さんがソロウクレレにアレンジしてくれました!
ウクレレではジャカジャカとコードを弾く、いわゆるジャカソロが多いですが、今回は右手のフィンガーピッキングで、Low-G弦のウクレレでベース音とメロディの音を対比しながらのギターライクなアレンジになっています。
Tab譜と解説も付いていますので、難易度の高い楽曲ですが是非挑戦してみてください!
このアレンジメントを作る際に大事にしたポイントはなんですか?
まず一番大事にしたのはメロディをしっかり聞かせる事です。メロディが伸びる所はしっかり伸ばして聞かせるために運指の仕方もこだわって作りました。
曲の始まりの箇所はメロディとベースラインの2声でラインを作っていますが、メロディを押さえながらベースラインを動かすのは中々大変ですが、音が伸びるのと伸びないのでは全然響き方が変わってくるので、しっかり再現して欲しい所です。
また曲が盛り上がる所はメロディがダブルストップになっています。ダブルストップというのは2本の弦を一度に弾く奏法で、今回は3度の音程で重ねてメロディに厚みを持たせています。ダブルストップを使うと、ベースラインを動かすのが大変なので今回は開放弦を多様しました。
このアレンジでは色々見た事の無いテクニックが使われていましたが、どういったテクニックですか?
まず一つ目は動画の0:22頃に出てくるテクニックで、人差し指1本で3弦4フレットと1弦3フレットを同時に押さえています。(写真左を参考)フレットを跨いで複弦を押さえるテクニックであまり見る事はないと思います。名付けるなら、オーバーフレットセーハってところですかね。
またこの曲のハイライトの一つのハーモニクスのポイントですが、実際は1弦は実音でそれ以外がナチュラルハーモニクスになっています。実音とハーモニクスを小指1本で同時に鳴らすため、12フレットのハーモニクスポイントを右手人差し指で触れ、それを超えた1弦14フレットを左手で押さえて右手小指で4本全部の弦を鳴らしています。(写真左を参考)
池田さんはジブリのアレンジを何曲か作っていますが、なぜ海の見える街をアレンジしようと思ったのですか?
まず最初に誰でも弾けるような簡単なウクレレソロを作ろうと思い「いつも何度でも」を作ったのですが、やはりジブリ作品なだけあって反響が大きく、また人が喜ぶようなアレンジメントを作りたくて、僕も好きな魔女の宅急便の曲を選びました。でも原曲の雰囲気に忠実に作ろうと思ったら、ついついこだわってしまい結局すごい難しいアレンジができちゃいましたね。
この曲に挑戦する人たちに何かアドバイスはありますか?
これが出来たらウクレレのフィンガーピッキングはマスタリーだと思いますので、ゆっくりあせらず頑張ってください!
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